学院長からのメッセージ

いま悩んでるキミへ

人生、順調なことばかりならばいいのですが、時には脱線してしまう事もあります。
私も青春時代、野球選手になる事が夢でしたが、越えたはずの壁が何度も現れ、気が付けば挫折のど真ん中へ。
どうしようもない暗闇にいた私に、一筋の光を与えてくれたモノが音楽でした。

それから故郷・九州から、手にはギターとボストンバッグ、心には大きな夢と、それと同じくらいの不安を抱え、東へと向かいました。

アルバイトをしながら音楽活動を続ける生活は大変でしたが、夢という目標が私を支えてくれました。
そのうち、バイトの掃除モップをマイクスタンドに持ち替える機会もだんだんと増え、いつしか光も見えていました。

挫折は青春時代だけではありません。プロのアーティストになってからも、そして今でも挫折だらけです。
それでもずっと頑張れたのは、音楽と仲間がいたからです。
苦しい事も、楽しい事も、自分の想いをストレートに曲にして歌い続けてきました。

音楽や芸術において、いや、人生において、一番大切なものは個性です。個性があってこそ輝けるものだと、私は確信しています。
私の個性が音楽という夢を追いかけさせてくれたように、どんな人間でも、そのキラキラとした個性という武器を持っています。

東京自由学院にも、挫折だらけで、悩み苦しみ、もがきながら入学してきた生徒たちが沢山います。
私たちはとことん耳を傾け続け、その中で生徒たちは心を開き、仲間と出会い、無事に卒業していきました。
卒業後も時折たずねてくれる彼らが、それぞれの個性を活かした道を歩んでいることが何よりの喜びです。
音楽を通じて、ひとりひとりが持っている個性の素晴らしさを引き出し、そして、何よりも夢に向かう笑顔の絶えない場所を作る。
これが、私たちのモットーです。私はそんな想いで、東京自由学院を続けています。

今、新型コロナウィルス感染症に端を発した新しい生活スタイルの中で、音楽や芸能はかつてない転機を迎えています。
発表や活動の場や形は変化しても、音楽はいつの時代にも人の心を照らし、前に進む力となってきました。
私たちは、その力を信じています。

いま悩んでるキミへ。

キミの個性や可能性は無限大です。
キミの感情を解きはなち、大きな「心の翼」を広げてください。
私たちがその背を押す力となります。キミに出会えるのを待っています。

東京自由学院 学院長 諸岡ケンジ
学院長 諸岡ケンジ